意外なことに
読んでいなかった名作。
学生時代、「痴人の愛」「春琴抄」「刺青」などに感動して、雨の中一人で谷崎潤一郎の墓を訪ねるような渋いハタチだったのに・・・まさか「細雪」を読んでいなかったとはお恥ずかしい
よくお芝居などであらすじを聞くので、読んだ気になっていたんでしょうね。
関西の上流階級、蒔岡家の美しい四姉妹の優雅な生活を、淡々と(実際には波乱万丈なのだけれど、淡々と、と感じさせるのが谷崎潤一郎の「美しい日本語」のなせる技?)描く長編。関西にいる間に読んでおきたい、と思って読み始めましたが、やっぱり知っている土地や関西人らしい物言いが出てくるのは、読んでいて楽しい![]()
四姉妹が、「京都のお公家さんのおひいさま」ではなく、「船場の豪商のいとはん」であることが、優雅な生活の中にもなんとなく生々しさがあっていい感じ・・・。そう、「細雪」は「春琴抄」なんかと比べてかなり「俗っぽい」。
俗っぽくて生々しい、いえ、人物が活き活きとしている、のは、やっぱり身内がモデルだから?なのでしょうか![]()
でも・・・「えぇーっ
そこで終わる
」とは思いましたケド・・・![]()

学生時代、「痴人の愛」「春琴抄」「刺青」などに感動して、雨の中一人で谷崎潤一郎の墓を訪ねるような渋いハタチだったのに・・・まさか「細雪」を読んでいなかったとはお恥ずかしい

関西の上流階級、蒔岡家の美しい四姉妹の優雅な生活を、淡々と(実際には波乱万丈なのだけれど、淡々と、と感じさせるのが谷崎潤一郎の「美しい日本語」のなせる技?)描く長編。関西にいる間に読んでおきたい、と思って読み始めましたが、やっぱり知っている土地や関西人らしい物言いが出てくるのは、読んでいて楽しい

四姉妹が、「京都のお公家さんのおひいさま」ではなく、「船場の豪商のいとはん」であることが、優雅な生活の中にもなんとなく生々しさがあっていい感じ・・・。そう、「細雪」は「春琴抄」なんかと比べてかなり「俗っぽい」。
俗っぽくて生々しい、いえ、人物が活き活きとしている、のは、やっぱり身内がモデルだから?なのでしょうか

でも・・・「えぇーっ


